骨盤の歪みと足の長さと産後骨盤矯正について
2014-11-19
骨盤の歪みと足の長さ
骨盤矯正(産後骨盤矯正)と足の長さについて少し詳しく書いていきたいと思います。
前回から掘り下げて詳しく説明していきます。
骨盤が歪んで高さが変わってくると、どうして足の長さが変わるのでしょうか。
まず、構造としては足の付け根となる股関節が骨盤のくぼみに繋がっている状態です。
当然の事ですが骨盤が正常値より上に上がってしまえばその分、足も引っ張られて短くなってしまいます。
産後骨盤矯正でのアプローチ
それは全身のバランスも含まれますが筋肉の拘縮が大きく影響してきます。
具体的に骨盤に付着している筋肉とザッとあげていくと大腰筋、腸骨筋、小臀筋、中臀筋、大臀筋、梨状筋、大腿筋膜腸筋、上双子筋、内閉鎖筋、大腿直筋を含む大腿四頭筋が代表的です。
これだけの筋肉がくっついていますので一つ一つの筋肉がバランスを崩してしまうと骨盤の形や高さも変わってきてしまいます。
特に背骨の腰部分にあたる腰椎から骨盤を介して股関節内側に付着する大腰筋のバランスが崩れると骨盤の高さに大きく影響します。
特に産後から違和感を感じている人はこれらの筋肉を弛めて骨盤を矯正することが大切です。
筋肉のバランス
バランスが崩れるとは、例えば左側が収縮して縮まり右側がのびきった状態になっている状態です。
エプロンの肩ひもが左右で長さが違えば前掛け部分の高さも左右で違ってきますよね。
骨盤も同じで大腰筋の長さが変われば骨盤の高さも変わってきます。
骨盤の高さが違えば足の長さも変わってきます。
特殊なケースをのぞけば、この大腰筋凝りを解消してあげれば骨盤の高さや足の長さは揃うケースがあります。
他にも骨盤と股関節を支えている筋肉のバランスを整えると足の長さも自然と整う事も多いです。
産後の方も同様です。
(しかしながら、一般のカイロや整体では大腰筋をゆるめられる技術者は少ないですのが現状です)
当院ではオステオパシーの技術をもちいてこれらの筋肉を丁寧にゆるめていきます。
骨盤矯正で足の長さが変わらないケース
骨盤を矯正しても足の長さがそろわない場合は構造的にどちらかの足の骨が短いケースもありますので、特に痛みや歩行不良がある場合は病院への相談も大切です。
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