産後からの恥骨の痛み
2018-09-24 [記事URL]
痛みについての知識
産後の恥骨痛は、股あたりの恥骨に現れる痛みのことですが、実際には恥骨自体ではなくて、左右にある恥骨を結ぶ軟骨の恥骨結合に痛みが出ています。
恥骨結合が損傷することで恥骨に痛みが現れるのですが、産後の恥骨痛の症状には個人差があって、生理痛のような痛みを感じる人もいれば、歩けないほど激痛を感じる人もいるのです。
しかし産後の赤ちゃんのお世話などで忙しいお母さんは、どうしてもそのまま放置しておきがちですが、少しずつ痛みが激しくなることもあるので、できる限り早い段階で対処する必要があります。
恥骨痛の原因
恥骨痛の原因としては次の様な事が挙げられています。
では、なぜ産後の恥骨の痛みが起こってしまうのかというと、その原因は出産とホルモンが関係しているのです。
出産時には胎児が産道をスムーズに通ることができるように骨盤が開くように、関節や靱帯を緩める働きがあるリラキシンという女性ホルモンの分泌量が増えます。
それにより分娩時に赤ちゃんが産道をスムーズに通れるのですが、恥骨結合部分が伸びたり捻じれたりして損傷して痛みが生じてしまうのです。
また、妊娠前や妊娠中から恥骨に痛みがあったり、姿勢が悪い・脚を組みやすいなどで骨盤が歪み気味だったりする人も、恥骨の痛みを引き起きやすくなります。
このように産後の恥骨の痛みは恥骨周辺の歪みが原因なのですが、すぐに戻るということがないので根気良くゆっくりと歪みを治していく必要があるのです。
恥骨痛かなと思った時はどうするか
対処法としては、恥骨を引っ張る内腿の筋肉、内転筋や恥骨筋を整体で弛めたり、骨盤矯正をする事により骨盤周囲の筋組織を安定させていく事が大切です。
歪みとまではいきませんが、痛みが軽減される場合は骨盤ベルトの使用もおすすめです。
ただし正しい着用をしないと血流を悪くする可能性があります。
ですから、恥骨の痛みを長引かせないために、出産直後や翌日から骨盤ベルトを使用する人もいますが、骨盤ベルトの正しい着用方法を助産師や医師に指導してもらうことが大事です。
産後の整体・産後骨盤矯正ついて
恥骨の痛みの原因が産後の骨盤の歪みですから、整体や整骨院などの治療院で骨盤矯正するのもおすすめです。
ただ、産後1ヶ月健診で健康上の問題がないと診断されてから、治療院で施術を受けることが大事ですので産後の骨盤矯正に関する経験・知識が豊富な専門家に受けることも大切になります。
ですから治療院を選ぶ際には、メニューやコースを確認するとともに、知識や経験についても事前に確認しておくと良いと思います。
体操やヨガについて
また骨盤矯正体操をすることで恥骨の痛みを緩和できることがあるので、妊娠・出産で歪んだ骨盤が戻りやすい時期に骨盤矯正の体操をするのも良いでしょう。
ただし、産後1ヶ月は出産で疲れ切った体を回復させる大事な時期なので、生後1ヶ月健診で医師に許可をもらってから徐々に始めるように心がけることが大事です。
それから産後のヨガは骨盤矯正効果が得られるだけではなくて、リラックス効果や基礎代謝を高める効果もあると言われているので痛みが出ないようでしたら無理のない範囲で行うのも良いと思います。
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